ヨークシャー・テリアのかかりやすい病気

カワイイ!という理由で購入したものの様々な理由を付けて返品や交換を求めたり、捨ててしまったり…。そういうことを自分自身の子どもでもできるのでしょうか?

ペットとしての認識しか持たない方は犬を飼うことを止めた方が無難です。ペットを家族の一員として、人間と同等の扱いができないようでは生活の負担になるだけです。現在の住まいからの引越しや病気による高い治療費の負担など、思いがけない出来事に出会うこともキチンと理解した上で、ヨーキーや子犬と暮らすことを考えましょう。

ヨーキーの美しいコートの手入れは簡単ではありません。それを維持するためには、頻繁にトリミングを行う必要があります。特に顔周辺の毛は長く伸びて目に入ったり、食事の時の汚れから、皮膚病の原因になったりすることがあります。長い毛は束ねて、ゴムでしばっておくといいでしょう。

またあまりに激しく運動するために足腰に負担がかかりやすく、膝蓋骨脱臼や椎間板ヘルニアなどを起こす傾向があります。また、老犬期になると、僧帽弁閉鎖不全症などの心臓病もよくみられます。水頭症や気管虚脱などの先天的な病気にも、注意が必要です。

<特に気をつけたい病気>
  • 膝蓋骨脱臼:小型犬に多発する膝蓋骨脱臼とは、膝のお皿の骨が分離して内側にずれる症状のことを言います。先天性と後天性があります。重症になると慢性的な痛みや足を引きずる動作が現れますが、ヨーキーの場合には部分的にずれる亜脱臼が多いようです。
    この症状は、4段階に分けられ軽いうちは薬で治療しますが、重症になると手術治療になります。予防策としては室内環境の改善で床を滑らないように工夫をしたり、高い所から飛び降りないようにすることが大切です。
  • 気管虚脱:呼吸にともなって気管が扁平に変形するため、息が荒くなりガチョウの鳴くような乾いた咳をし、ひどくなると呼吸困難といった症状が現れる病気です。中年齢〜高年齢でおもに発症します。気管虚脱の症状は肥満により悪化しますが、これ以外に高温の環境、運動や興奮によっても悪化します。
<気をつけたい病気>
  • 低血糖症:子犬で発現しやすい疾病の一つです。急に元気がなくなって倒れたり、ひどくなるとてんかんの様な発作を起こします。子犬の低血糖症はブドウ糖を与える事によって完治します。また成犬では一般的には食事をすると症状が治まります。予防策としては、子犬の場合、体を冷やさない、栄養が不足しないように気をつける。また成犬では、空腹時に運動をさせないようにします。
<たまにみられる病気>
  • 進行性網膜萎縮症:網膜が萎縮して正常に働かなくなる遺伝性の病気です。初期は夜に目が見えづらくなり、しだいに日中でも見えなくなって、やがて失明してしまいます。初期のうちは外見上、正常な目と見分けがつきません。また、二次的に白内障を併発することがあります。犬種や進行性網膜萎縮の種類によって進行の速さや発症の時期は異なり、比較的若いうちに盲目となることもあれば、中年齢まである程度の視覚を維持することもあります。進行性網膜萎縮は遺伝性の病気であるため、予防することはできません。ただ、次世代へ引き継がせないように、繁殖計画をしっかり立てる必要があります。
  • 水頭症:遺伝性の場合と、腫瘍などが原因な後天性があります。小型犬の中でもチワワの病気として有名ですがヨークシャー・テリアにもありえる病気です。水頭症の症状は、脳脊髄液が脳の内部で異常広大して脳の各部分を圧迫する病気で物覚えが悪い・性格が凶暴になる・食欲不振・運動能力が低い・ボーっとしているなど脳脊髄液が圧迫する脳の部分により表れる症状が異なります。症状が悪化すると痙攣を起こしこん睡状態になる場合もあるので小型犬は動物病院で「定期健診」などをこまめに受けるようにしましょう。診断方法はMRIやCT検査で早期発見できます。

この他にも、小型犬ならではの病気が発生することがあります。そのためにも、日常的に管理・観察をすることが何よりも大切です。毎日の生活で少しでも変な仕草をする場合は何か症状を訴えていることもあります。小型犬は話す事ができないので飼い主が日々、気遣ってあげることを忘れずに!

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